“いつもの一足をつくる”
馬場製靴店のつくる一足は、足に素直に馴染んで飾らないからどんな時でも履け、そして、丁寧なつくりだから長く履ける。
普段の一日でも、特別な日でもどんな場面にもすっと馴染み、あなたの足元を支える。
つまりそれは履く人にとっての“いつもの一足”になる。
馬場製靴店はそんな靴をお届けするブランドです。
Aging Positiveをあたりまえに
時間とともに変わっていくものを欠点ではなく魅力として受けとめる。
キズもシミも、擦れも、その人と靴が歩んだ物語。
経年変化を慈しみ、物を大切に長く使う
「Aging Positive」という価値観があたりまえになる社会を目指します。
物語を引く継ぐ
革に残されたキズやトラは、過去の命の物語だと考えます。
馬場製靴店ではそんな革に刻まれたしるしを余すことなく適所へ活用し
次の時間引き継ぎます。
これは作り手の“不完全さを受け入れる美意識”と
“革が持つ物語を継承する姿勢”を表した大切な価値観のひとつです。
靴と過ごす時間を聞く
採寸とはサイズを測ることや好みを聞き出すだけではありません。
その靴が、どんな時間を過ごすのかをお聞かせください。
生活の中でどう使われるのか、どうあってほしいのか。
聞くことは、お客様のイメージを形あるものへ結ぶための大切な準備だと考えています。
手の届く、手仕事
すべてを手で仕立てることだけを良しとはしません。
履く人の足にきちんと合い、日々の暮らしに寄り添う靴を無理なく届ける。
その想いから選んだのが、九分仕立てという製法です。
伝統的な手仕事の美しさを残しながら価格と品質のバランスを大切にしています。
concept & message
Becoming Craft.
誰かの手に渡り、使われることで時間をかけてその人だけの形になっていく。
そんな「これから」へ開かれたものづくりを大切にしています。
馬場製靴店のクラフトは、完成されたモノではなく
使う人との時間の中で、少しずつかたちを変えていく余白のある存在です。
ともに過ごし、すり減り、キズがつくほどにあなたにとっての一足になっていく。
変わっていくことを、価値として受けとめられる社会へ。
その入り口を、まずは一足の靴から開いていきたい。
Becoming Craftは、あなたが使うことで完成していくクラフトです。
馬場 祐希
Baba Yuki
1993年 新潟県三条市生まれ
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 インダストリアルデザイン専攻卒業後
老舗革靴メーカーにてパタンナー、靴型モデリストとして靴作りの基礎を学ぶ
2025年に馬場製靴店を立ち上げ、現在に至る